草間彌生 作品一覧

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見る者の視界を覆い尽くさんばかりに際限なく増殖する水玉の絵画やオブジェなどで国際的に有名なアーティスト。60年代、ヤヨイ・クサマの名前はそれらの独創的な作品とともに国際舞台を駆けめぐりました。70年代初めに東京に拠点を移してからも、精力的に活躍。
1993年のベネツィア・ビエンナーレに日本代表として参加。2004年森美術館での「クサマトリックス」展は記憶に新しい。


略歴

草間 彌生
1929年 長野県生まれ。10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに絵を描き始め、水彩、パステル、油彩などを使った幻想的な絵画を制作。
1957年 渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。
1960年代後半にはボディ・ペインティング、ファッション・ショー、反戦運動など多数のハプニングを行う。
また映画製作や新聞の発行などメディアを使った表現にも着手。
1968年 自作自演の映画「草間の自己消滅」は第4回ベルギー国際短編映画祭に入賞、アン・アーバー映画祭で銀賞、第2回メリーランド映画祭にて受賞。ヨーロッパ各国でも展覧会、ハプニングを行う。
1973年 帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。
1983年 小説「クリストファー男娼窟」で第10回野生時代新人賞を受賞。
1986年 フランスのカレー市美術館、ドール美術館にて個展。
1989年 ニューヨーク国際芸術センター、イギリスオックスフォード美術館にて個展。
1993年 第45回ベニス・ビエンナーレに参加。
1994年 野外彫刻を手がける。福岡美術館、ベネッセ・アイランド直島文化村、松本市美術館等に野外彫刻を、リスボンの地下鉄通路に壁画を制作。
1996年 主にニューヨークのギャラリーを中心に活動を始める。
国際美術評論家連盟よりベストギャラリー賞1995/96、ベストギャラリー賞1996/97を受ける。
1998〜
1999年
 かけてロスアンゼルス・カウンティ・ミュージアムを皮切りに大回顧展がニューヨーク近代美術館、ウォルカーアートセンター、東京都現代美術館を巡回。
2000年 第50回芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰を受賞。同年、フランス、コンソルシウムで始まった個展は、パリ日本文化会館、オーデンセ美術館(デンマーク)、レザバトア美術館(トゥールーズ)、クンストハーレーウイーン、アートソンジュ・センター(ソウル)、アートソンジュ・ミュージアム(慶州)を巡回。
2001年 朝日賞受賞
2002年 松本市美術館開館記念個展、紺綬褒章授賞。
2003年 フランス芸術文化勲章オフィシェ受勲、長野県知事表彰(芸術文化功労)受賞。
2004年 森美術館個展「クサマトリックス」(森美術館)は52万人を動員。
同年、東京国立近代美術館より始まった個展が京都国立近代美術館、広島市現代美術館、熊本市現代美術館、松本市美術館を巡回。
2006年 ライフタイム アチーブメント賞(芸術部門)、旭日小綬賞、高松宮殿下記念世界文化賞(第18回)絵画部門 受賞

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