アンディ・ウォーホル 作品一覧

artist_photo
アメリカの画家・芸術家でポップアートの旗手。シルクスクリーンという手法を使い、工業製品や有名人のポートレートを、派手な色彩で同じ図版を大量に生産させた。その方法はそれまでの難解な現代美術とは異なり、分かりやすいことで大衆に受け入れられ、また商業絵画としても人気を博したが、そこには大衆文化のもつ大量消費、空虚さが表現されていると見ることもできる。
絵画のみならず映画、音楽、ファッション、出版など様々な表現のフィールドで活躍し、死後20年経った現在でもその人気と影響力はまったく衰えることがない。


略歴

アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)
1928年 ペンシルバニア州、ピッツバーグに生まれる。
大恐慌の影響で非常に貧しい家庭で育つ。
1945-49年 ピッツバーグ、カーネギー工科大に通う。
1949年 ニューヨークに出る。『ヴォーグ』誌などの広告デザインやティファニーのウィンドディスプレイで商業分野である程度の成功を収める。
1952年 ニューヨークでドローイングによる最初の個展を開催。
1960年 32歳。漫画を題材にして絵を描く。
1962年 ”ファクトリー”呼ぶアトリエを友人のグループと設立する。
マリリン・モンローの死を機に手掛けたキャンバスにシルクスクリーンで刷った『マリリン』を制作。やがてキャンバスから版画によるグラフィック作品へと展開し、『キャンベル・スープ』のような日常品や、ジャッキー(ジャクリーヌ・ケネディ)、エリザベス・テーラー、さらには毛沢東といった東西の著名人を反復と量産を意識して作品に仕上げてゆく。
1963年 映画製作を始める。
1968年 アムステルダム、ストックホルム等で個展開催。
銃で打たれ重傷を負う。
1970年 ヨーロッパ、アメリカ各地を巡回する最初の回顧展開催。
1974年 東京、神戸で回顧展開催。
1979年 ホイットニー美術館で<アンディ・ウォホール 70年代の肖像画展>開催。
1987年 ニューヨークの病院で心臓発作で死亡。

前に戻る